タイ古式マッサージは、仏教とともに長い期間をかけて発展してきました。仏教と深いかかわりのあるタイ古式マッサージは、4つの心で行うことが大切だとされています。
4つの心というのは、親切心(loving kindness)、哀れみ(compassion)、他人の立場にたって喜ぶこと(vicarious joy)、心の平静(equanimity)、です。
タイにおいては、4つの心のような奉仕の精神が、仏教を通じて広まっています。仏教に影響を受けたタイ医学も、営利主義に走るのではなく、奉仕の精神で行われるべきものとされていたわけです。こういった歴史的、宗教的な理由から、タイ古式マッサージは仏教寺院での治療の一環として、社会奉仕の意味を持って行われてきたものなのです。
しかし残念なことに、西洋医学がタイに広がっていくにつれ、仏教寺院での治療のもつ意義もだんだん見失われていきます。タイ古式マッサージの歴史のなかでも、暗黒の時代と呼ばれる時期があったのです。
しかし近年では、東洋医学が世界的に見直される動きが高まっており、タイにおいても再びタイ古式マッサージが見直されるようになりました。やはり、健康には有効な手段だと認識され、西洋医学と両立されるようになったのです。
4つの心で行うタイ古式マッサージは、いまやタイだけでなく、世界中で支持されているすぐれた療法です。
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